じめじめした梅雨の時期、洗濯物の乾きにくさに悩んでいませんか?
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梅雨の時期は湿度が高く、連日の雨で外に洗濯物を干せないことが多くなりますよね。そんなとき、部屋干しを選択せざるを得ませんが、部屋干しだと洗濯物がなかなか乾かず、特に嫌な「生乾き臭」に悩まされることも少なくありません。せっかく洗濯したのに、生乾きのニオイが残ると気分も下がってしまいます。
しかし、ちょっとした工夫や正しい方法を取り入れるだけで、梅雨の時期でも洗濯物を効率的に、しかも清潔に乾かすことができます。この記事では、洗濯のプロが伝授する部屋干しのコツや、部屋干し環境の整え方を詳しく解説していきます。ぜひ最後まで読んで、今年の梅雨は快適に乗り切りましょう。
生乾き臭はなぜ発生するのか?その原因を知って対策を立てよう
部屋干しをしたときに発生するあの嫌な生乾き臭は、実は洗濯物に残った汚れの中の雑菌が繁殖することが主な原因です。湿気の多い梅雨時は特にその繁殖が加速しやすく、濡れた洗濯物の中で雑菌がどんどん増えてしまいます。
一般的に、生乾き臭の元となる雑菌は、洗濯物が濡れた状態で約5時間以上放置されると急激に増殖すると言われています。そのため、洗濯物をいかに早く、しっかり乾かすかが臭い対策の最大のポイントとなるのです。
天日干しの場合は紫外線の殺菌作用により菌の繁殖が抑えられますが、部屋干しでは紫外線が当たりにくいため、どうしても菌の増殖を防ぎにくい状況になります。だからこそ、湿度を下げて空気の流れを良くし、洗濯物を素早く乾かす環境を整えることが大切なのです。
洗濯物を清潔かつ効率よく乾かすための基本テクニック
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ここからは、洗濯物を干す前の準備や干し方の工夫を順を追ってご紹介します。ちょっとした工夫で乾きやすさは格段にアップしますので、ぜひ実践してみてください。
1. 洗濯物を取り出したらシワを伸ばす
洗濯機から洗濯物を取り出した際、衣類同士が絡まったりシワだらけになっていることはありませんか?この状態のまま干すと、風が衣類に十分に当たらず乾きにくくなります。脱水後すぐに物干し竿にかけるのではなく、まずは衣類を広げてシワを伸ばしましょう。
畳むように一度整えておくことで、シワが伸びやすくなります。さらに重ねて置くことで重みがかかり、自然とシワが取れていく効果も期待できます。干す際にハンガーや洗濯ばさみで干すものを分けておくと、後で干す時間が短縮できて効率的です。
2. 干す直前にもう一度シワを伸ばす
物干し竿やハンガーにかける直前にも、もう一手間かけてみてください。洗濯物を軽くパンパンと叩いたり、上下に振って繊維をほぐすことで形が整い、風が当たりやすくなります。こうすることで乾燥速度がぐっと上がり、シワや型崩れも防止できます。
洗濯物を干す際のポイント
3. 洗濯物同士の間隔をしっかり空ける
洗濯物はできるだけ密着させず、5cm〜10cm、理想は15cmほど間隔を空けて干すことが重要です。密着していると空気が通らず乾きにくくなるだけでなく、生乾き臭の原因にもなります。これは室内でも屋外でも共通のポイントです。
4. 厚手の服は裏返して干す
ジーンズやトレーナーなどの厚手の服は特に乾きにくいものです。布が重なり合っている部分は湿気がこもりやすいため、裏返して干すことで空気に触れる面積が増え、乾燥が早まります。また、裏返しにすることで衣類の表面が摩擦から守られ、色あせや傷みを軽減する効果も期待できます。
5. フード付きの服(パーカーなど)はフードを広げて干す
パーカーなどフード付きの衣類は、フード部分が乾きにくいことが多いです。物干し竿の端にフードを引っ掛けて広げるか、専用のフードハンガーを使うと効果的に乾かせます。
6. 角ハンガーは「アーチ干し」で風通しを良くする
角ハンガーにたくさんの衣類を干す場合は、洗濯物の間隔を5cm以上開け、衣類をアーチ状に配置しましょう。長い衣服を両端に、短いものを内側に干すことで下に風の通り道ができ、乾燥効率がアップします。
さらに乾きやすくする工夫と環境づくり
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7. ズボンやスカートは「筒状」や「逆さ干し」で
筒状の衣類は履き口を洗濯ばさみで止めて吊るすと空気が通りやすくなり乾きやすいです。腰回りが厚手のものは逆さに干すと布が伸びシワ防止にもなります。
梅雨時の部屋干しを快適にするための環境づくり
1. 風通しの良い場所を選ぶ
部屋干しの際は風通しの良い場所が乾燥の鍵です。部屋の中央や窓の近く、風が通りやすい場所を選びましょう。壁際や湿気が溜まりやすいキッチン近くは避けてください。
2. 除湿機やエアコンを活用する
湿度の高い梅雨時には除湿機やエアコンが非常に役立ちます。除湿機は下から風を当てると乾きにくい下部の衣類も早く乾燥します。エアコンの除湿運転やランドリー運転機能を活用して湿度をコントロールしましょう。
3. 浴室乾燥機の活用
浴室乾燥機があれば、湿気の多い季節でも効率よく洗濯物を乾かせます。洗濯物のシワを伸ばしてハンガーにかけたまま乾燥できるため、洗濯機の乾燥より衣類を傷めにくいのが特徴です。
4. 換気と空気の循環を促す
窓を開けて換気したり、扇風機やサーキュレーターで空気を循環させることで湿気を素早く取り除きます。湿った空気を溜めないことがカビ対策にもつながります。
5. 高い場所に干す
湿度は低い場所に溜まりやすいため、部屋の高い位置に干すと乾燥しやすくなります。
6. 新聞紙を敷く
洗濯物の下に新聞紙を敷くと水分を吸収しやすくなり、乾きが促進されます。畳を湿気から守る効果もあるため和室での部屋干しにもおすすめです。
和室での部屋干しのメリットと注意点
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和室の畳は天然素材のい草からできており、湿気を吸収・放湿する調湿作用があります。このため部屋干しに適した環境を作りやすい反面、湿気が多いと畳がカビやすくなることも。乾きにくい梅雨時は畳の上に直接洗濯物を置くのは避け、新聞紙やバスタオルを敷いて湿気対策をしましょう。
まとめ
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梅雨の時期でも、ちょっとした工夫と環境づくりで洗濯物は快適に、そして清潔に乾かすことができます。
- 洗濯物はシワを伸ばして干す
- 衣類同士の間隔を空ける
- 風通しの良い場所を選ぶ
- 除湿機や換気で湿気対策をする
これらを意識して梅雨の部屋干しを乗り切りましょう。毎日の生活がぐっと快適になりますよ!
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