「素敵な写真が撮れたけど、スマートフォンやパソコンの画面で見るだけになっている…」
「お気に入りの写真をインテリアとして飾りたいけど、どうすればおしゃれに見えるかわからない…」
そんな悩みをお持ちではありませんか?
写真は、大切な思い出を切り取った宝物です。
アルバムにしまっておくのも良いですが、日常の空間に飾ることで、見るたびに温かい気持ちになったり、毎日が少し楽しくなったりします。
この記事では、誰でも今日から簡単に真似できる、写真をおしゃれにインテリアとして飾るための具体的なアイデアとコツを、徹底解説します。
お金をかけずに身の回りにあるもので実践できるテクニックから、DIYで本格的なディスプレイを作る方法まで、幅広くご紹介しますので、きっとあなたにぴったりの飾り方が見つかるはずです。

- まずは気軽に!写真を飾るための基本ステップ
「写真を飾る」と聞くと、難しく感じてしまうかもしれません。
まずは一枚の写真から、難しく考えずに始めてみることが大切です。
1-1. L判・ポストカードサイズでプリントしてみよう
大きなポスターのように引き伸ばさなくても、写真は十分に楽しめます。
まずは手軽なL判やポストカードサイズにプリントしてみるのがおすすめです。
このサイズなら、季節や気分に合わせて気軽に写真を入れ替えられるという大きなメリットがあります。
小さなサイズだからこそ、様々な場所に飾りやすく、インテリアに取り入れやすいのです。
1-2. どこに飾る?初心者におすすめの場所
いざ飾ろうと思っても、広いリビングの壁にいきなり飾るのはハードルが高いかもしれません。
そんな時は、スペースが限られている場所から始めてみましょう。
- 玄関
- キッチン
- トイレ
これらの場所は空間が狭いためコーディネートがしやすく、インテリアの雰囲気に合わせやすいのが特徴です。
例えば、モノトーンで統一された玄関ならモノクロの写真を飾るだけで、ぐっと統一感が出ておしゃれな空間に見えます。
- 写真の魅力を引き出す「統一感」の魔法
写真をおしゃれに飾る上で最も重要なキーワードが「統一感」です。
飾るもののテイストを揃え、空間全体にまとまりを持たせることで、洗練された印象を与えることができます。
2-1. 「テーマ」を決めて世界観を作る
まずは、どんな雰囲気の空間にしたいか「テーマ」を決めましょう。
- アンティーク風:コムロミホさんは、アトリエのインテリアをアンティークテイストで統一し、それに合わせて写真も選んでいるそうです。茶色系のマスキングテープや古書などと一緒に飾ると、より雰囲気が出ます。
- モノトーン:シンプルでシックな空間を目指すなら、モノクロ写真で統一するのがおすすめです。自宅をモノトーンでまとめているというコムロさんは、モノクロの写真を飾ることで統一感を出しています。カラー写真もモノクロ印刷するだけで、ぐっと大人っぽい印象に変わります。
- 季節や色でまとめる:夏ならブルー系の写真を集めたり、白い壁に同系色の写真を飾ったりするのも面白いアイデアです。たくさんの色を使うと雑多な印象になりがちなので、色数を絞ることを意識しましょう。
2-2. 写真と小物を組み合わせてストーリーを語る
写真をただ一枚飾るだけでなく、関連する小物と一緒にディスプレイすることで、空間にストーリーが生まれます。 - 旅の思い出コーナーを作る:旅先で撮った写真と一緒に、そこで手に入れたお土産やチケット、パンフレットなどを飾ってみましょう。コムロさんは、パリで撮影したスナップ写真と、現地で買ったエッフェル塔の置物や古本、地球儀などを一緒に飾り、旅の思い出が詰まったスペースを作っています。
- テーマに合わせた組み合わせ:
◦ 子供の写真 + 子供が描いた絵
◦ 花の写真 + ドライフラワー
◦ 食材の写真 + おしゃれなスパイスやカッティングボード
このように、写真の内容とリンクするアイテムを添えるだけで、見る人の想像力をかき立てる、深みのあるディスプレイになります。

- 【賃貸OK】壁を傷つけずに飾るテクニック
「壁に穴を開けられないから…」と諦めていませんか?壁を傷つけることなく、簡単におしゃれなディスプレイを楽しむ方法はたくさんあります。
3-1. マスキングテープをフレームのように使う
マスキングテープは、壁を傷つけずに写真を貼れるだけでなく、それ自体がデザインの一部になる優れたアイテムです。
- 貼り方のポイント:写真と写真の間隔をあまり空けずに集合体で貼ると、バランスが良く見えます。特に、横位置と縦位置の写真を組み合わせるのがおすすめです。
- テープの選び方:飾りたい空間のテイストに合わせるのがコツです。アンティークな雰囲気なら英字や茶色系のもの、ポップにしたいなら水玉やストライプ柄が良いでしょう。モノクロ写真なら、あえて鮮やかな色のテープをアクセントに使うのも素敵です。
- 壁全体をフォトフレームに:殺風景になりがちな壁に、お気に入りの写真をたくさん貼りつければ、そこが「おうち写真館」に早変わりします。
3-2. 麻ひもとクリップで作るナチュラルガーランド
麻ひもと木製の洗濯バサミやクリップを使えば、温かみのあるフォトガーランドが簡単に作れます。 - 作り方:木製の洗濯バサミのバネ部分に麻ひもを通すだけで、簡単に写真を吊るすことができます。軽いので、ひもの端をマスキングテープで壁に留めればOKです。
- 魅力:季節や気分に合わせて、写真を簡単に付け替えられるのが最大のメリットです。お気に入りの写真が撮れたら、すぐに飾って楽しむことができます。
- アレンジ:市販の木製クリップにスタンプを押すだけでも、オリジナリティあふれるアイテムになります。
3-3. パンツハンガーをディスプレイボードに
意外なアイテムも、アイデア次第でおしゃれなディスプレイグッズに変身します。インテリアショップなどで手に入る木製やワイヤー製のパンツハンガーは、手軽なディスプレイボードとして活用できます。
ランチョンマットや布を背景として挟み、そこにお気に入りの写真やメッセージカードをクリップで留めるだけで完成です。フックで色々な場所に引っ掛けられるので、飾る場所を選ばないのも嬉しいポイントです。
- こんなアイデアも!シーン別・飾り方アレンジ集
ここまでご紹介した基本のテクニックを応用して、さらに多様な飾り方を楽しみましょう。

- クリア素材の「置けるフォトブック」:100円ショップなどで手に入るPPシートに写真を貼り、蛇腹状につなげれば、どこにでも置ける自立式のフォトブックが作れます。
透明な素材が他のインテリアにも自然に馴染みます。 - 透け感が美しい「トレーシングペーパー」活用術:写真をトレーシングペーパーに印刷すると、柔らかく自然な仕上がりになります。そのまま飾るだけでなく、L判写真の上に重ねてクリップで留める「フォトカバー」にすれば、メッセージを添えることもでき、おしゃれな雰囲気を演出できます。

- 布に印刷する「ファブリックパネル」:「布プリ」などのアイロンプリントシートを使えば、お気に入りの写真を布に印刷し、段ボールなどを土台にしてファブリックパネルを手作りできます。温かみのある質感で、高級感のあるインテリアになります。
- 家族で楽しむ「日めくりカレンダー」:日常の写真を印刷し、数字のデザインと一緒にリングでまとめれば、オリジナル日めくりカレンダーの完成です。めくるたびに思い出がよみがえり、子どもたちも喜ぶこと間違いなしです。
まとめ:自分らしい空間作りを楽しもう
お気に入りの写真を飾ることは、「お金をかけずに、自分らしくてお洒落なものづくり」を楽しむ絶好の機会です。海で拾った貝殻や流木、自分で作ったドライフラワーなど、身の回りにあるものを組み合わせるだけでも、工夫次第でおしゃれに演出できます。
大切なのは、「これをこう使ってみたらどうだろう?」という遊び心と、自分らしさを大切にすることです。
今回ご紹介したアイデアをヒントに、まずは一枚の写真から、あなたの世界観を表現するディスプレイに挑戦してみませんか?。
好きな写真に囲まれた生活は、きっとあなたの毎日をより豊かで楽しいものにしてくれるはずです。
さあ、カメラやスマートフォンに眠っている宝物を、あなただけの素敵な空間に飾ってみましょう。

コメント